「疾患」では無く「人」を最後まで見るという環境
~医局での「良い雰囲気作り」から始まっている~
名古屋市から福井へ来られた時の印象はいかがでしたか?
初めはすごい田舎だなぁ(笑)という印象でしたが、生活をしていく中で自然が豊かで住みやすいと感じました。
私は趣味でスキーをしますので、ウィンタースポーツにはもってこいの場所で嬉しかったですね。
【特命助教】成瀬 貴之
やはり主要都市に比べると買い物時のショップのバリエーションは少なめですが、足を伸ばせば金沢、名古屋、京都などへ行くことができる事を考えればそれほど不満はないですね。
福井は県民性というのか、人柄が良い人が多いですね。子供がいる世代にとっては大切な大きい公園も多く、施設も充実した環境で満足しています。
教授を筆頭にまとまりよく、良い雰囲気です。「腹腔内化学療法」「温熱化学療法」など全国的にも多く見られない治療の提供含め幅広く扱い、診療の質も高いと考えているので「学べる」環境だと思います。
主治医としては週に1~2件の手術と、その他手術の手伝いや緊急対応等があります。1週間の予定手術に関しての医局全体でのカンファレンスや、緊急症例に関してや日常診療の相談に関しても、指導医レベルの先輩方と私たち中堅世代が次なる世代の先生をサポートする体制を強化しています。相談はしやすい環境であると思います。チームによる取り組みが多いので、プライベートな時間の確保や引き継ぎ要件なども十分に行うことができます。
ご検討中、またはお迎えするドクターにお伝えする事はございますか?
“「疾患」だけで無く「人」自体を主治医の責任として最後まで見る”という事が出来る環境です。また、福井大学医学部附属病院は難しい病気だけでは無く、大学病院にしては小手術や救急疾患も比較的多いので第一外科に入局すれば若い先生も十分経験を積む事が可能であると思います。
ありがとうございました、最後に成瀬先生の今後の目標や取り組みについてお聞かせください。
臨床能力や手術などの技術を高めたいと考えています。同時に人としてもさらなる成長をして、患者さんに取り組むことができる医師を目指していますし、それを目指すための十分な環境があると考えています。
<インタビュー後記>
軽快な口調と判断力ある会話中にも心の奥底に秘めた強い何かを感じさせる方。
三人のお子様に関する話題には益々滑らかな受け答えをする人柄に強さと優しさを感じました。
力と技を兼ね備えたドクターとして多くを牽引する未来を予感させます。