充実した1年。大きな成長。
4年目の研修の感想として、3年目に身に着けた消化器外科医としての知識・経験が、実際の診療とどんどん結びついていくことを実感する、充実した1年でした。
手術は良性疾患・緊急症例を中心に主治医として執刀をします。また気胸や重症熱傷、高エネルギー外傷なども診療・入院管理し、多種多様な症例を経験し外科医としての診療の幅が広がりました。また、癌患者の執刀は多くはないですが、その際には内視鏡検査などの術前検査を自ら行い、どんな手術が適切でどんな箇所が大事かを症例ごとにじっくりと考えて手術に向かいます。比較的時間のある外病院勤務だからこそ丁寧に準備を進めることができました。術後の外来も自分で診療し、術後補助化学療法や患者さん自身の自宅での生活・社会との接し方などを相談され様々なことで悩みました。
この経験で、目先の入院中の問題点だけを診るのではなく、患者さんの普段の生活にも気を配って診療できるようになり、とても大きく成長できたと思っています。